日中プロマネ

日中プロマネ · 2022/09/16
こんなことはあり?いままでプロマネの仕事してて、一番不思議の体験でした。あるプロジェクトにての出来事ですが、中国メーカーから日本に送られたサーバーマシンがありました。PJが計画段階からすでに3年が経ち、コロナの影響もあり、やっと遅れて日本の現場に届きました。いざ起動してみると、ログインIDとパスワードの入力が要求されました(当たり前ですが)。しかし、現場の人も中国代理店の人もだれもパスワードが知らなかった。話によると、プロジェクトが3年経ち、当初の担当者も変わり、情報がきちんと後任者に伝えていなかったそうです!マシンタイプやブランド、出荷年度などいくつかのヒントをくれたが、いろいろ試したが、結局その日にログインできませんでした。最悪、サーバーを中国から差し替えざるをえない事態です!そうなると当然PJの日程が大幅な遅れが出ます。出張先のホテルに帰って、夜もずっとこのことを考えて、寝てると、一瞬あるパスワードの組み合わせが浮かびました、もしかしていけるかも?と思い、次の朝、試したら、なんと当たり!無事にログインすることができた!まさにインスピレーションが効きました。しかし、思わぬところに落とし穴がありました。当たり前のことも保証できない恐れがあるのはクロスボーダーの仕事で、改めて思い知らせられた事件でした。
日中プロマネ · 2022/08/23
システム開発PJの場合、仕様を決める際、現場の運用場面への基本理解が欠かせない。過去、こんな失敗がありました。自動倉庫管理システムの仕様を決める際、入庫のオペレーションがはっきり決めておらず、曖昧のままでした。現場では商品番号をスキャン(読み取り、管理No.)入庫に対して、いっざシステム導入してみると、入庫伝票番号スキャン(管理No.)による仕様でした。慌てて中国ベンダーに修正依頼することに。結果的修正してもらったが、中国側の開発リソースの確保などで1ヵ月以上かかりました。もし仕様を決める段階で現場のオペレーションをきちんと理解していれば、このような不一致をもっと早期に回避できたはずでした。。。

日中プロマネ · 2022/08/21
こんなこともありました。中国から注文したサーバーが納品されたが、ブランドとスペックが以前決めた仕様と異なっていて、日本のクライアントがビックリ。"話が聞いていないないよ"と文句言ったら、中国側代理店の人が”追加費用なしで、納品したサーバーの方が当初の仕様より性能がもっとよいからいいじゃん”と答えました。運用してみて結果的に大きな問題はなりませんでしたが、日本のクライアントに不満を残りました。中国側がもっと日本の商習慣に理解して、尊重してほしいとのことだ。つまり仕様変更は必ず顧客と確認し、了承がもらうことが前提で、そうでなければ、たとえ性能がもっとよいものが納品されても嬉しくないことでした。このような事は日本では当たり前の常識ですが、必ずしも中国側の常識ではないことを覚えましょう。
日中プロマネ · 2022/08/19
中国サプライヤーの確認は兎に角細部までしないといけない。ある日、日本の顧客から作業台の注文がありました。中国から船便で運送して開けてみると、ビックリ!なんと作業台がピーダンのように、カビが生えていた!とても新品には見えない。話を聞くと、中国のPMがきちんとサプライヤーからの品物を検品していなかった。恐らく長く倉庫の隅に眠っていた製品を運送してくれたと思われます。そのため、包装の木箱がカビが生えて、製品に移ったみたい。清掃して綺麗になりましたが、結局、メーカーに返品し、差し替えてもらった。予想外の事件でした。

日中プロマネ · 2022/08/16
日系企業がエンドユーザーの場合、週一度お客様とのプロジェクト進捗報告会がよく設定されます。中国企業の関係者がいきなり直接参加すると、特にリモートの場合は、あまり発言しない傾向がある。そのため、会議中に主催者あるいはPMはいちいち確認しないといけなくなり、会議の効率とイメージはよくない。改善方法として、日本側のPMの方が前日に中国側と準備会議をし、1週間の進捗を確認するとよい。そうすることで、次の日の本会議で中国側はあまり話しなくても進捗報告もできるし、疑問あるところだけ確認すればよい、余裕が生まれます。
日中プロマネ · 2022/08/15
あくまで一般論ですが、日本人のは大体真面目で、完璧を求める傾向がある。一方、中国人は比較的に大まかな人が多い。たとえ技術者でも。仕事の仕方も異なる。プロジェクトにより、日本側のシステムと中国側のシステムを繋ぐ必要がある。その場合、日本側が単体テストを完璧に行い、問題をなくしてからから連携テストに臨むですが、中国側はもっと早い段階でも連携テストを望む傾向がある。理由として、自社がコントロールできない連携テストを早期に行うことで、もし何か問題がある場合、早い段階で発見でき、対応できるから。しかし、その一方で、連携テストの段階で単体でも発見できるバグとも見つかってしまうことはある。どっちのやり方もその一理があるが、実際、相手の慣習、考え方を知ることは大事で、知ったうえで、個別のプロジェクト事情に合わせて、適切な対策を講じましょう。

日中プロマネ · 2022/08/13
現在、多くの中国企業は、電子メールの代わりに、WeChatやDingTalkなどのSNSツールを使って、日々の業務を行っています。しかし、多くの日本企業では、中国人と仕事をする場合でも、ネットワークセキュリティの観点から、これらのソフトの使用を許可していません。非常に残念です。DingTalkはグループチャート機能以外に、電話会議、動画中継、自動翻訳機能などビジネスに必要な機能ほぼ揃っています。とくにコロナでリモートで一緒に仕事進めるには大変強力なツールです。使えないと、非常に残念です。ではどうするか?このような軋轢を回避するために、日本のクライアントに中国のSNSツールを利用するための専用モバイル端末を提供すればよい。
日中プロマネ · 2022/07/07
中国企業と共同でプロジェクトを進める際、相手が出して日程より更に1.5倍の長さをかけた方がいいです。なぜかいうと、①中国の担当者(大体若い人が多い)自分たちの出来を甘く見る傾向がある。②日本サイトも予想以上に柔軟性はなく、日程変更が難しく、早く終わるのは問題ないが、日程より遅れると大変なことになる。余裕が必要。③PJが進行の中、必ず言っていいほど、予想外のことが発生する。その分も時間を食う。なので、1.5倍は妥当。

日中プロマネ · 2022/06/09
日本で中国にいる方と一緒に仕事する際、ちょっとした技で実質の仕事時間2時間も毎日が増えるって、ご存知ですか?それは、日本にいる方が1時間を遅らせて、出社と退社することです。では、なぜ、1時間しかずらしていないのに、2時間も増えるでしょうか?答えは、昼休みの時間も合わせることです!そうすることで、実質共同作業の時間が2時間も増えるのです。